2011-01-31

New Journey

このブログを始めた理由は、「ビジネススクール留学」という、自分の人生の大きな投資と、特別な経験を、自らの記憶に残すだけではなく、将来振り返ることが出来るように文面に残しておこうと思ったからだ。もちろん、頻繁に更新することで、家族や知り合いの方に、間接的に「元気です」というメッセージを伝える役目も担っていたのだが。。。

2010年12月に留学を終えて日本に戻り、1ヶ月経った今、ようやく就職にも目処がついた。そこで、「次のステップに進むためには区切りが必要。」、ということで、本日をもってこのブログを終了します。

思い返すと、留学準備、退職、留学生活、就職(転職)活動と、本当に色々な事のあった1年半だった。これらの経験一つ一つが今後の糧であったり、思い出であったりするかと思うと感慨深いものがある。そして、間違いなく、自分の人生に大きな価値を付加してくれた1年半だったと思う。

よく言われるように、MBA取得は「目的」や「goal」ではなく、あくまでも今後のcareerにおける「process」の一つであり、「milestone」なのだと思う。よって、これからが厳しく真価を問われるわけであり、今まで以上に葛藤しながらビジネスを遂行していくのだろう。自分としては、とにかく「実直」に取り組んでいくのみであると思っている。

最後に、自分の留学を支えてくれた友人・同級生、会社関係の方、家族・親戚に感謝して、このblogを終わりにしたい。

2010-12-19

日本帰国

ついに日本帰国。

昼前の便なので、ゆっくり朝食を食べて、9時過ぎにホテルを出発。タクシーに乗ったので、20分ほどで空港に到着。荷物重量は3kgほどオーバーしていたが無事にチェックイン。

12月18日 11時25分(マドリッド) - 18時20分(モスクワ)
12月18日 20時00分(モスクワ) - 翌日11時25分(成田)

マドリッド発の便は、いつもの如く(?)1時間近く遅れたようで、モスクワでの乗換えが大急ぎとなったが、それ以外は特に何の問題もなく日本に到着。因みに、モスクワの空港は昨年リニューアルしたようで、とても綺麗な空港に変わっていた。自分が初めて利用したのは、1996年。あの時は、空港内の電気を点けることも出来ないほどの状況だったのに、もの凄い変化だ。

マドリッド出発時の気持ちとしては、15ヶ月間過ごした街、この先いつ戻ってくるかも分からない国なのに、何故か「感慨」という思いは全く無かった。学校という「シェルター」がなくなり、これからが真価を問われるわけなので、過去の15ヶ月間よりも今後の事の方が気になってしょうがない感覚だ。

2010-12-17

家の引渡し

Graduation partyから一夜明けて、いよいよ引越しの日。

マドリッドに来る際に、とても重くて苦労した「変圧器」(自分のマドリッド生活で一番思い入れが深かったもの)も今年の日本人留学生に無事に引き継ぎ。その後、部屋掃除。13時に引き渡し予定だったが、12時30分頃になって、自分一人で荷物をホテルに移動できないことに気が付き、急遽友人に来てもらう。

13時過ぎに、大家さん親子が登場して、「特に問題ないでしょ?」という言葉のみで引渡し完了。(一応、気になる点だけは自己申告しておいたが。。) あとは、記念写真を撮ったり、今後も連絡を取り合っていくことを約束して終了。お金が介在する関係だったが、本当に良い大家さんに恵まれて良かった。これからの関係が本当の関係だと思うので、大切にしていきたい。

その後、友人に手伝ってもらい、「The Westin Palace」にチェックイン。ここで、手持ちで持ち帰る荷物を整理した結果、1箱分の航空便を仕立てることに決定。ホテルから歩いて10分弱のところに中央郵便局があったので、箱を購入。その後、ホテルでパッキングして、再度郵便局に行き発送。(15kgで約150ユーロ)

Graduation ceremony & party

18時から卒業式。場所は、「Palacio de Congresos」(議事堂)。

15ヶ月前に自分がこの場に出席できる姿を全く想像できなかった。そして、プログラム中も、何だか時間に追われてばかりの生活で、IEを卒業する時が来る事を考えていなかった。一方で、卒業式を迎えてみると、「早く社会復帰して働きたい」なんて、先のことを考えてしまっている自分がいた。

でも、式場で会ったクラスメートたちの開放された笑顔を見て、自分が「区切り」を迎えている実感がわいてきた。そして、皆に支えてもらって、自分がこの場にいる事を実感した。

最後は、自分らしいオチで、式前の暴食の為に、壇上で証書を貰う事はできなかったが、なぜか自分の次に呼ばれたクラスメートが自分の証書を代わりに受け取ってきてくれた。(要は、自分のせいで、しばらくの間、順番がメチャクチャになってしまったらしい。)

式後は、22時から翌4時まで「Círculo de Bellas Artes」でparty。クラスメートを初め、仲間たちと最後の挨拶。かなり最後のほうで、final presentationのpartnerと抱き合い、term 1からの思い出話をしていたら、楽しい話なのに涙が出てきてしまった。


2010-12-16

Sergi Arola Gastro

Madrid最後の思い出として、ミシュラン二つ星レストランでのランチに行ってきた。

場所は、自分の家と友人の家の中間地点にある「Sergi Arola Gastro」。いつも気になっていたのだけど、自分の身分を考えると中々行くことが出来ずにいたお店。。。このお店は、スペインのタパス代表の一つとして、上海万博のスペイン館でも出店していたらしい。

因みに、14時からランチを始めて、終わったのは17時過ぎという贅沢振りだった。

Sergi Arola Gastro
Calle de Zurbano, 31,
28010 Madrid, Spain
+34 913102169
www.sergiarola.com


 Appetizer 1
 Appetizer 2
 Appetizer 3
 Mussel
 Sardine
 Sea Urchin
 Razor-shell
 Venison
 Mangosteen
 Chocolate
 Original menu
Dessert

Museo Sorolla

いよいよ卒業式の日。朝一番からクリーニングを取りにいったり、銀行口座を閉めにいったりした後、以前から行きたいと思っていた「Museo Sorolla」に行ってきた。

場所は、自分の住んでいる家の約1ブロック隣。Joaquin Sorollaという「光の画家」とも言われる画家の自宅兼アトリエが美術館になった場所。プラド美術館にも、Sorollaの絵画が展示されている部屋が2部屋ほどあったが、Museo Sorollaでは、もっと多くのコレクションを見ることが出来る。

また、光の画家としてはレンブラントも有名らしいが、レンブラントは影を使った上で光を際立たせる画風なのに対して、Sorollaは、光の上に更に光を表現するという点で両者は異なるらしい。

Museo Sorolla
General Martínez Campos, 37
Madrid, 28010
+34 913 101 584









2010-12-15

卒業式前夜。。。

いよいよ卒業式前日。

自分の引越し荷物(ダンボール2箱)を友人宅に寄せて、引越し業者に引き取ってもらう。その後、友人のホテルチェックインに同行して終了。自分のフラットは、17日のお昼に大家さんに引き渡す約束になっており、その後、ホテルに一泊して、18日の便でモスクワ経由の帰国となる。

尚、明日の卒業式は、18時から「Palacio de Congresos」で開催される。式に参加できない家族用に下記URLから実況中継もされるようだ。(もっとも、日本時間だと午前2時ごろからなので、無理な話だが。。)

http://www.ie.edu/graduaciones2010/