2009-11-30

IMBA Term 1 - Day 5

週末から異常に寒くなった。昨夜もYahooで気温を確認したら「2℃」だった。今朝、学校に向かう途中の感じでは10℃くらい。これから3ヶ月くらいは寒いようだ。日本は忘年会の季節だろうか。鍋料理が懐かしい。。。。。


9:00 - 10:00 Regular Workgroup meetings
 今日の2科目に関して話し合い。Financial Accounting は専門家と思われていたメンバーがケースを読んでこなかったという痛恨のミスを犯してしまい、話し合いが紛糾。今日の分はたいした内容じゃなかったので構わないが危険すぎる。。。

10:00 - 12:50      ORGANIZATIONAL BEHAVIOUR Session 4-5
 前回の授業で、クラスの話し合いに全く入っていけなかったので、今日は無理やり2回発言。でも、簡単な内容にしか回答できていない。。。。。今後の課題だ。
 授業の初めに、HP、Microsoft、Nestle、Apple、Virgin のCEO達のスピーチのビデオを見た。これらのスピーチから、会社の文化が分かる。会社にとって、「Vision(Mission)」が大切なのは前回も教わったが、CEOが具体的なVision を話すことが出来ない会社は問題であるようだ。一方で、米国のスペースシャトル事故(チャレンジャー)に代表されるように、オーバーコミットメントにも注意しなくてはならない。
 今日のケースは、1980年代後半にGE Canada のある部門が、人員40%削減、2階層削減しながらも、「業務内容見直し→チーム再編→責任をチームに落とす」ことによって、生産性を上げていった内容。このケースを、リストラ前とリストラ後を、Structure、Systems、Tasks、Culture、Leadershipの項目ごとに分析。
 このリストラには「Road Map」が必要だが、Informal Culture(例:Leadership, Culture) とFormal Policies(Structure, Systems, Tasks) の2つの観点からアプローチする。企業は、Formal Policies のアプローチに力を入れすぎるの、両者をバランスよく見ることが大切。

13:30 - 14:50      FINANCIAL ACCOUNTING Session 2
 プレコース並みの基本的内容。ケースを読んで、①T-Account を作成、②Income Statement を作成、③Balance Sheet を作成、④Cash Flow を作成するというもの。Cash Flow にDirect Method と Indirect Method があり、多くの企業ではIndirect Method が使用されている、という事を初めて知った。(きっと恥ずかしいくらい基本的なことだと思う。) 
 自分も初心者だが、あまりにも当たり前すぎるないように関する内容に質問している人が多かった。。。。


夜は、再び学校に集まって、グループワーク。。。。その後は、Reading assignment をこなさなくては。。。

2009-11-29

中国からの贈り物

大量のReading assignment に囲まれてしまい、、、途方にくれてネットを見ていたら、昨日(11月28日)から「泣きながら生きて」が劇場公開される事を知った。

「泣きながら生きて」は、中国からの贈り物シリーズの一つであり、2006年にテレビ放映されたものである。

第1弾: 「小さな留学生」
第2弾: 「若者たち」
第3弾: 「私の太陽」
第4弾: 「泣きながら生きて」

自分は、たまたま、このシリーズを最初から見ていて、特に第2弾の「若者たち」の韓さんの不屈の精神に感銘を受けた。落ちぶれることは簡単だが、そこから抜け出すことは難しい。でも、彼はそれをやってのけた。並々ならぬ努力を払って。番組の最後に、彼が大学に合格した場面で、スタッフたちが撮影中でありながらも、飛び出していって彼に抱きついて祝福する場面があった。本当に感動した。

「泣きながら生きて」も、家族の為に自分をここまで犠牲に出来るか?という事を考えさせられた。

実は、自分がMBA留学する決心をしたきっかけの一つには、この番組の存在がある。それまで、自分なりに一生懸命仕事をしてきたつもりだったが、彼らの人生を掛けた「一生懸命」というレベルに大きな隔たりがある事に気がついた。その後、2001年から駐在させてもらった香港で、そのパワーを体感した。

そして、ソフト的にも、ハード的にも、グローバルに通用できる強さが必要だと実感した。結果、マドリッドで武者修行している。

初心を忘れそうになった時には、「中国からの贈り物」を思い出そう。

2009-11-27

IMBA Term 1 - Day 4

今更ながら風邪が大分治ってきた。

それにしても、昨日の急激な円高は凄かった。ドバイショックらしい。政府系開発会社ナキールなどが欧州金融機関に対して債務返済延期を求めたことにより一気に信用不安が市場を駆け巡り、ユーロが売られ、円が買われた為らしい。

おかげさまで、支払っていない学費の3分の1を払い込むことが出来た。あとは、最後の3分の1をどのタイミングで支払うかだ。。。。できれば、高くても130円/ユーロのタイミングに実行したい。

9:00 - 11:50      SOCIAL RESPONSIBILITY & STAKEHOLDER MANAGEMENT
 BPのBTCパイプライン開発に際してのSocial Responsibilityに関して勉強。このパイプラインは、アゼルバイジャンの首都バクーから、Gerogiaを経由して、トルコの港まで結ばれるというものである。特に注目された理由は、このパイプラインによって、カスピ海の石油をロシア経由ではなく西側に供給する事ができる為である。しかしながら、このパイプライン開発に際して、BPは、環境保護、人権問題、地域貢献といった多くの問題に直面した。 この授業では、リーディングの教材でこれらの情報をまとめ、クラスでは各々が各ステークホルダーになり、実際の交渉のロールプレイングを行なった。
 自分は、欧州復興銀行の役目だったので、「民主主義支援」、「環境保護重視」という観点で交渉に臨む。それにしても、この授業は、今日1回きりで終わりなのだが、一体どうやって成績をつけるのだろう。

12:30 - 13:30      Regular Workgroup meetings
 今日は、昨日に引き続きスケジュールに関して話し合い、更にアントレの事業計画作成のテーマに関して話し合った。チームの7人のうち、4人が卒業後(もしくは卒業後しばらくしてから)、「自分で事業を起こしたい」という。自分は、そんな考えが毛頭無いので、アイデアでは貢献できないが、卒業後は事業開発の仕事をしたくて、事業計画作成の勉強をしたいので積極的に参加する事を表明。。。(でも、「起業しない人=つまらない人」みたいな雰囲気があって怖い。。。)

13:30 - 14:50      QUANTITATIVE ANALYSIS FOR BUSINESS
 特筆することなし。購買部でのテキスト購入に難航している。購買部のスタッフによると、夜に来れば購入可能だといわれる。19時過ぎに購買部に行き、無事に購入。でも残りはあと10冊らしい。。。。いったい、皆どうするんだろう???


ようやく週末になるので、授業スケジュールとTo do listを確認する予定。更に、来週の宿題を出来るだけ早めに着手しておく。(リーディングのスピードが遅いので、なるべく週末中に読んでおきたい。)

2009-11-26

IMBA Term 1 - Day 3

今日はケーススタディが無かったため、今後のグループワークの進め方に関して話し合った。今は、まだ個人のタスクがグループのパフォーマンスに影響する場面までいっていないので良い雰囲気だが、もうしばらくしたら厳しい場面に直面するのだろう。。。

10:00 - 11:20      INFORMATION SYSTEMS
 前回のInformation Technologies の説明に引き続き、今回はInformation Systems の説明。ハードウェア、ソフトウェア、通信等のコンポーネントがあるが、実際には「人間」が入力したり、プログラムを組んだりする。なので、「人間」は依然として重要な役目を担っている。また、どんなに素晴らしいシステムを導入しても、Business Process をフィットさせたり、担当者へのトレーニングを行わなくては有効なデータを得ることができない。
 従来は、ビジネスと言う点では経営陣に対してIT投資が行なわれてきたが、データの正確性を考えると現場レベルに重点的に投資していかなくてはならないのだろう。スペインで有名なホテルチェーン「NH Hotel Group」でも、顧客管理の新システム導入日は、ある特定の国の顧客が増えたそうだ。それは「Afganistan」。理由は、レセプションスタッフが、国名をプルダウンで選択することを教えられていなかったため、一番上にある「Afganistan」が選択されてしまっていたとの事。

12:00 - 13:20      QUANTITATIVE ANALYSIS FOR BUSINESS
 今日は、コースの紹介。教授はドイツ人でハンブルグ在住との事。毎週2~3日、IEで教えるためにマドリッドに来るとの事。ドイツでは同じ内容を「Management Science」という科目名で教えているらしい。
 今日は、その他に2問のクイズのような問題を解いた。1問目は、ちょっとヒントが出た時点で自分が解答できて、2問目は日本人同級生が解答できた。日本人の面目を保つことが出来た!

13:30 - 14:50      FINANCIAL ACCOUNTING
 コースの説明と、Accountingとは何か?といった事から入った。今日は特筆することは無し!


その後、16時からスペイン語教室の説明があり参加してきた。この教室は「International House Madrid」 という学校とIEが提携しているらしく、希望者は毎週1回、3時間の授業をIEの校舎内で無料で受講できる。但し、3回休んだ時点で自動的にドロップアウトとされてしまうとの事。IEのスタッフによると、最初は申込者が多いが、1ヶ月以内にかなり多くの生徒がドロップアウトするらしい。高い学費を払っているので、活用できるリソースは最大限活用したいので受講申込みしてみようと思う。

IMBA Term 1 - Day 2

昨日のブログに書いたとおり、今朝も席取りの為に、7時ごろに学校へ。。。 ひそかに自分が1番最初かと思っていたら、、、、、4番目。しかも、今日は自分のクラスだけなので、実質昨日より順位が落ちている。(1位:イタリア人、2位:スイス人、3位:ポルトガル人、4位:日本人、5位:ブラジル人)

実際、本当にくだらないと思う。同級生たちも、各々の友人たちに話をしたら、「何のためにビジネススクールに行っているの?」と馬鹿にされているらしい。でも、日本で言うと6時前くらいの暗がりの中で、ケースについて、学校について、食事の場所について、イベントについて、孫子について(?)と、学校前の狭い歩道で話をする事を皆で楽しんでいる。(これは、IEならではのイベントだ!と皆で納得しようとしている。)

結局、席は昨日と同じ場所を確保した。

その後、10時までのグループワークを行なってから、Organizational Behaviour の授業。


10:00 - 14:20      ORGANIZATIONAL BEHAVIOUR
 今日はいきなりケーススタディ。だが、クラスのイントロ部で見せたビデオが楽しかった。

まずは、マイクロソフトのCEOのSteve Ballmer のビデオ。成功するには、Missionが無いと駄目だが、同時にPassion が必要である。このビデオで「I love this company!!!!!! Yeeeeesssss!!!!!」と表現しているが、自分が働いている会社に対してここまでの情熱を持っている人がどのくらいいるだろうか?また、部下に情熱(Passion)を持って働いてもらえるように仕向けている上司がどのくらいいるだろうか?




次は、今年ブレークしたSusan Boyle の動画。イギリスのオーディション番組で、「エレイン・ペイジのような歌手になりたい」とコメントしたところ審査員、観客から失笑された。でも、「I Dreamed a Dream」(レ・ミゼラブルの挿入歌らしい)を歌ったところ、観客が総立ちになって彼女を賞賛した。(Embarassmentからcelebrationの良い例である。)



http://www.youtube.com/watch?v=RxPZh4AnWyk
↑ このリンクからのほうが、審査員のコメントも聞けて良いです!

その他にも、「皆が何が起こっているか分からないときこそ、リーダーが何が起こっているのかを説明すること。(リーダーが指示するだけでは、民衆や部下はついてこない。)」、「Ambition を持たせることが重要。(JFKの「We choose to Go to the Moon!!」)」等の説明があり、その後はケースワーク。。。。

最後に、各自のMBTI診断に基づいて、タイプ別にグループを分け、「理想的な職場環境」、「自分たちの強み/弱み」を洗い出して発表。(MBTI診断は、無料でできるサイトがあるので一度試して、自分のポジションを確認してみると良いようだ。)

2009-11-24

IMBA Term 1 - 初日

今日から授業開始。

初日は席を確保しなくてはならないので、7時10分頃に家を出て、7時20分頃に学校に到着。既に校門に7人の生徒が並んでいた。しかも一番前は一番時間にルーズと言われるイタリア人、自分の数人後にもイタリア人が来たので、皆で驚いていた。

本当は8時に門が開くらしいが、7時40分に門が開き、自分たちの教室へ。そして、各々が目当ての席を確保する。自分の場合も、前から2番目の真ん中の通路よりという教授に覚えてもらいやすい場所を確保。

9:00 ~ 10:00     Group Work
 今日の「Entrepreneurial Management」の授業の宿題について話し合い。かなりdemandingな教授のようで、皆読み込むことで精一杯の模様。グループで意見交換を行い授業に臨むことに。

10:00 ~ 11:20     Information Systems
 Introductionセッション。この授業は、ITを活用したビジネスプランのプレゼンが求められており、自分の所属するグループは、「Web 3.0」を題材にビジネスプランを作成しなくてはならないようだ。


ISの授業終了後に、学校から連絡が入った。昨日夕方に、我々のクラスはグループワーク後の9時55分に席を確保するようにと言う連絡が入っていたらしく、それを信じて早くに来なかった生徒がいた為、今日の席取りは不公平と判断したとの事。ついては、自分たちのクラスだけ、明日もう一度席取りをやり直すらしい。

うーん、今日の為に3時間半しか寝ていなかったのに、、、、、自分の場合は、家が学校から近いから良いし、早起きも苦にならないから良いけど、かなりの生徒からブーイングが出ていた。「学校からの、そんな連絡を信じる方がおかしい」 らしい。


12:00 ~ 14:50     Entrepreneurial Management
 クロアチア人の女性教授。かなり早口の英語でエネルギッシュなクラスを展開。クラス内で発言しない限り成績が取れないらしく、発言の無い人には警告メールも入るらしい。そして、自分の起業アイディアのプレゼン、ビジネスプランのプレゼンを行なう必要がある。
 英語にハンディのある自分にとっては死活問題なので、一生懸命予習しておいた。なのに、、、、展開が速すぎて、予想と異なるアプローチで授業が進むため途中からあせり始めていた。
 しかも、授業の途中でコールドコール。「この中で printing industry 出身の人がいるはずだが、どういった問題点を彼が克服したか説明して!」 全く想定していなかったので、適当に答えたら納得していなかった。しばらく話が膨らんだところで、教授が欲しがっている回答が思いついたので慌てて手を上げたら「Take 2 だ」と言って当ててもらえ、何とか役目をこなす事ができた。最低2回は発言していかないと駄目だと感じた。
 それにしても、自分のクラスの中に14人も起業家がいる事にビックリした。因みに、企業家は一人当たりGDPの低い国(南米など)に多いようで、日本は少ないほうであった。

2009-11-23

初病院

ついに、初めてマドリッドの病院に行ってしまった。

先週から風邪を引いていたが、ボストンで一気に悪化。行きの飛行機も帰りの飛行機も咳で苦しかった。夜も、咳で何度も目が覚めてしまい慢性寝不足状態。。。

今日は、朝7時過ぎにマドリッドのバラハス空港に到着、8時過ぎに家に帰宅。その後、仮眠をとって、病院に行くことを決意。契約している保険会社(日系)のロンドンコールセンターに症状を連絡して、病院の予約をしてもらう。

場所が分かりにくいので、タクシーで行ってくれと言われたのでタクシーに乗ったが、タクシーの運転手も場所が分からず30分以上も迷っていた。(地図で見た感じでは、マドリッド在住者には、そんなに難しい場所では無いので、電車で行ったほうが早かった。。。)

ようやく病院(というか高級診療所)に入っても相変わらず咳が止まらない。30分くらい待たされて、ようやく先生に呼ばれた。「おまたせしました。こんばんは、Takさん。」   

ん、日本語か?と一瞬戸惑って、挨拶だけは日本語を覚えたのかな?と勝手に理解した。 ところが、「今日はどうしましたか?」と更に日本語でたたみ掛けてくる。試しに日本語で説明したところ完璧に通じている。こっちが不思議そうな顔をしていたら、「私は白金の北里研究所で東洋医学を勉強していました。」との事。本物でした。。。。

その後、日本語、英語で、安心して問診、触診をしてもらい、「気管支炎」と無事に診断された。完治には1週間掛かるらしい。その間は、ランニングは駄目、タバコの煙のあるところへの出入りも自粛するように指導された。 診察室内にもソファーセットがあって、中国テイストな感じだったので見ていたら、壁に北京の医科学校の卒業証書と写真が飾ってあった。先生に聞いたら、「これは中国で漢方と鍼灸を勉強したときのものです。」だと。しかも、その卒業証書を見ていたら、先生が西ドイツ(西徳)の人だと分かった。ドイツ人で、日本、北京で勉強して、スペインで診療所を開いている。すごい、としか言いようが無い。

これで、マドリッドで風邪を引いても安心して行ける病院を確保できた。

Dr. Ulrich Eberhard
C/ Joaquin Montes Jovellar 4,
28002 Madrid
Tel : 915 643 887

Boston - Day 3

ボストン3日目。

朝一番でキャリアフォーラム会場に行くものの、殆どの企業は片付け状態。。。。何社かにレジュメを提出して早々に退散。12時にチェックアウト後、イギリスから来ている友人に付き合ってもらって、本屋へ。その後、どこかの駅で昼食を食べて「シルバーライン」で空港へ。

それにしても、「シルバーライン」というものが、電車ではなくてバスだったのには驚いた!改札も通って、地下に降りていったので線路があるものと思っていたらトンネル内にあるバス停だった。

空港では、ようやくボストン名物の「クラムチャウダー」を堪能。そして、18時20分発の飛行機でマドリッドへ。。。でも、本番授業が火曜日からあるので、半分以上はケース読み込みに使ってしまった。

色んなことの凝縮したボストンだった。これを教訓に留学生活を充実させなくては。

2009-11-21

Boston - Day 2

キャリアフォーラム2日目。

今日は面接が3つ入っていた。正直、厳しい結果になりそうな感じです。何せ、インターンの枠が少ない。更に、自分の場合は業界研究が不足していた。マーケティング職でも、会社によっては前職でも同様の業界/業務経験を求めているところもあった。フルタイム就職活動のための良い戒めとなった感じです。

フォーラム中に、受験時代の知り合いや、壮行会で一緒になっていた人たちと再会。色々と情報交換できたのも良かった。

夕食は、友人2人とホテルのコンシェルジュに紹介してもらった「umbria」に。生ガキ、マグロのカルパッチョ、ロブスター、ステーキを堪能。本当はシーフードレストランが良かったのだけど、、、、でも、クラムチャウダーはメニューに無かった。。。











それにしても、考えさせられた1日だった。早くマドリッドに戻って次の対策を考えたい。

2009-11-20

Boston - Day 1

毎年ボストンで開催される、日米バイリンガル向け最大のジョブフェアに参加すべくボストンに飛んだ。そして、これがアメリカ大陸初上陸となる。ホテルは、The Westin Waterfront というキャリアフォーラムが行なわれている会場の隣のホテルを予約した。(1泊9000円くらいと高めだが、土地勘が無いので会場に一番近いホテルにした。)

13時40分にマドリッドを出発して、15時35分にボストンのローガン空港に到着。(IEからは前のIntakeの先輩が4名、自分の代が3名同じ飛行機だった。) キャリアフォーラム会場の入場締切が17時のため、空港からタクシーに乗り16時30分頃にホテルチェックイン。その後、慌ててスーツに着替えて会場にチェックイン。今日は面接は無いので会場の様子見のみ。一番のショックは、来ている学生が若いことだ。。。殆どが学卒のようで、20歳くらいの感じ。MBA生はあまり分からない。

その後、19時30分から、とある会社のCocktail Session に参加。ここでは、日本で出発前に会ったMBA同期生にも会うことが出来た。

明日に備えて、早めに就寝。

2009-11-19

Launch Program - Day 7

相変わらず体調悪い。薬を飲んで寝て、寝ている間に汗をかいたので熱っぽさは取れている感じ。


09:00 – 10:30      Arab Culture and Islamic World
 前回の中国文化、日本文化に引き続き、アラブに関する講義。面白かったのは、イスラム圏となると22カ国に及び、西は西アフリカから東はインドネシアまでがカバーされるらしい。途中から宗教中心の話になってきて、知らない固有名詞が沢山出てきて「???」という状態に。。。(そういえばグループワークで宗教ネタが出たときもサッパリついていけなかった。。。)

10:30 – 12:00      Introduction to Cinema
 映画作成は、非常にお金が掛かる。1分1秒に出演者の費用、保険費用が掛かってくるので、しっかりしたプロジェクトマネジメントが必要。(オペレーションズマネジメント) また、各々分担した役割をしっかりこなさなくてはならない。(それぞれのミスが時間の無駄、コストの無駄に繋がってくる。) その他に、「風と共に去りぬ」、「恋する惑星」、「裏窓」、「花様年華」などの一場面を見て、撮影テクニックを考察したりした。


12時から18時まで休みだったので、NIEカードのピックアップ、学生課訪問、カルフールでの買い物などをした。


18:00 – 19:30      Global Warming
  前評判の非常に悪いクラス。。。 前日に受けていた生徒たちからも「行く必要が無い」と言われていたが、当然のように出席した。確かに教授のプレゼンは、学生の興味を引くようなものではなかったが、話している内容は「Climate Change」で受けた内容を補完している部分もあり、それなりに面白く聞けた。
 
 
明日はLaunch Program 最終日で、自分のクラスは「Self-Assessment」 があるがボストンに行くため欠席。したがって、今日でLaunch program は終了です。全体的なイメージとしては、大学の一般教養を受講したような感じです。自分自身の考え方、見方がストレッチされて将来に繋がっていれば良いのだけど。。。

Launch Program - Day 6

Launch Program もいよいよ佳境に入り、来週からの本番プログラムに向けても準備を開始しなくてはならない。。。

09:30 – 13:00       Take the Stage Seminar
 俳優をやっていた講師が、「自分の見せ方」に関して指導してくれた。例えば、皆の前で、自己紹介をしてみたり、自分の好きなトピックスのさわりだけを話させたりする。プレゼンターが緊張していようがいまいが、目線を上げて、はっきりした声で、声に抑揚をつけて、適度なジェスチャーを交えて、聞き手と適切な距離で話をすれば、聞き手は興味を持って話を聞くことができる。
 その他にも、緊張をほぐす方法や、挨拶の練習、会話の練習も行なった。会社でも、就職面接でも役に立ちそうだ。


13時から14時の間に、キャリアマネジメントセンター(CMC)で、今週末の面接対策と、今後の就職活動に関して相談に乗ってもらった。やはり自分のバックグランドだと、マーケティング、事業開発で行くべきだということで一致した。今後も定期的に顔を出してよい、と言われたので最大限活用しようと思う。(事前に、自分のバックグランドを読み込んでもらっていたようで、話が早かった。)


14:00 – 17:00       Climate Change
 またもや、スピリチュアルな感じのセッションだった。トピックスは、コペンハーゲンで開催される「国連気候会合(COP15)」をフォローするものであった。クラスに入る際に、各自クジを引いて、自分の国を決める。そして、その国を代表して温暖化対策に関してのコミットメントを考え、その後、他の国と交渉を行なう。自分たちのグループには、ワシントンDCの環境団体で、米国を代表してClimate Change の交渉を行なっていた生徒がいて、色々と背景を聞かせてもらった。(そんな彼女は、普段交渉相手になっている開発途上国の代表になっていたのが面白い。) 最初は、数字の遊び、交渉の真似事だったが、皆で対2000年数値で30%削減、40%削減をコミットしても、シュミレーションに落とし込むと全く目標数値にである、CO2排出量 350ppm に全く届かない。(現在の排出量は387ppm、1987年は348ppm)
 セッション後半に、目標数値に届かせるためには、地球全体で80%の削減が必要だと言う話を聞いて愕然。自分の場合はブラジル代表だったのだが、アマゾンの森林破壊を80%削減するなんて簡単なことだろうか?先進国からの需要に応えなくては国のGDPが下がってしまう。伐採した分、植林をしても間に合わないのではないか?資金の問題はさておき、ソーラーエナジーを使うようにパラダイムシフトしたとしてもどれだけ貢献できるのだろう。
 とは言えども、皆が一歩を踏み出さないと進まない。考えさせられるセッションだった。(もちろん、考えるだけでは駄目で実行に移さなくてはならないのだが。。。 例えば印刷会社でも、工場の用紙使用量に応じて植林事業に募金をしたり、自らで植林のボランティアを募ったりすることも可能かもしれない。そういった活動を全面に押し出して、お客様に若干高いながらも購入してもらい、お客さんも温暖化対策に関わっていることを実感してもらうことも手かもしれない。もっとも、日本市場でそういった手法が受けるかどうかは不明だが。)
最後に、「350」の活動の紹介があった。

17:00 – 18:30       Collections as Self‐Portraits
 絵画コレクター達が、それぞれどのようにモチベーションで絵画を集めたのか、といった説明があった。スペインの3大美術館の話や、バーンズコレクションの話などもあって興味深かった。が、Launchプログラムとのつながりが全く見えず、目的の無い授業だった感が否めない。Launch programは昨年から始まったばかりのプログラムのため、まだIEと講師の間でのコンセンサスが取れていないのだろう。
 
 
一旦帰宅して、21時から学校近くのBarでグループワークのメンバーで集合。といっても、7人いるはずが5人しか集まらない。クウェート人は全く連絡が取れず、イタリア人は近くの別のBarでカバンを盗まれて警察にいるという。。。。結局、フランス人(コンサルタント)、ブラジル人(精神学専攻、人事/マーケティング/ブランディング)、アメリカ人(金融機関向け教育トレーナー)、ブルガリア人(EU勤務)、日本人(自分)で自己紹介をして、色々と話をした。チームのモットーは「Work Hard! Play Hard!」らしい。Work Hard はともかく、Play Hard についていけるかが不安です。。。。もう年だし、、、お金もないし。。。。でも、彼らに言わせると、Work Hard だけで良い成績をとるのはつまらない人らしい。色々な事情がありながらも、Socializing をして、かつ成績が良い人こそ魅力的らしい。ちょっと価値観が違うので若干不安です。

2009-11-17

Launch Program - Day 5

昨夜は2時に寝て、今朝は8時30分に起きたので、風邪のだるさは大分取れた気がする。でも、鼻水が出て、せきが出てしょうがない。。。

10:30 – 12:00        Media and Politics
 まず最初に、出席を取りながら自分の好きなテレビ番組を言わされる。クラスのほとんどが、米国系の番組を言う中で、日本人は日本のテレビ場組を回答。自分の場合も、日本のバラエティ番組を回答してしまうしまつ。。。。教授によると、「日本をはじめいくつかの国は、放送のグローバル化に抵抗しているようだ。」と冗談ぽく本質をつくコメントを言っていた。
 結局、この授業では、ABC、CBS、NBC、BBCを引き合いにメディアの「Globalization」と「Corporate Structure」の話をして、メディアはPoliticalであり(BBCは植民地政策の徹底の為に活用されていた)、Stereotype化させてしまう効果があるといったような話を聞いた。

12:00 – 15:00        Botton of the Pyramid
 ミシガン大学のプラハート教授の本の題名と同じテーマ。(日本では「ネクストマーケット」の名前で出版。) ということで、内容も当然同じ。そして、講師は、プラハート教授と関係のある方だった。。。 クラス全員が、「Bottom(貧困)」に関連する本を真ん中に囲み地べたに座り、カラーボールを持っている人しか喋る権利が無いというスピリチュアルな感じの授業だった。世界には40億人が開発途上地域におり、これら地域の市場規模は5兆円と言われている。これらの地域の人々の生活を向上させ、更に大きな市場規模に成長させることが可能である。
 最初に、コロンビアや、タンザニアでのソーシャルアントプルナーシップの例を取り上げ、その後、「Healthcare」、「Consumer Goods」、「Eye Care」、「Energy」、「Water」の中から好きなケースを選びグループワーク。自分は、「Healthcare」を選んだところ、ケニアでの子供の病死を無くすための手段を考えるケースだった。たった30分でアイデアを話し合い、どのような解決策が考えられるかをチームで話し合い発表した。結局、このケースは「The HealthStore Foundation」という実際のケースだった。実際に行なわれているオペレーションがケーススタディの正解では無いので、色々とユニークなアイデアが出て面白かった。例えば、Logistic はコカコーラのロジスティックを活用させてもらう、等など。。。
 最後に、ソーシャルアントレプルナーシップに対するコミットメントを各自で記載して終了。

16:00 – 21:00        Think Design Workshop
 学校施設や、学校の周りの通りにあるものを使って、使用用途をトランスフォームして、unusual なものを作り上げる授業。 30分間ブレーンストーミングして、その後2時間半で作成。そして、各チームがプレゼンを行なうという流れ。例えば、道端にある看板に折りたたみ式のボードを取り付けて、ピンポンをやれるようにしたり、道端にある椅子にひさしやテーブル、ロッカーを着けたり、学校内の芝生に「Siesta Station」を作成したりした。
 まずアイデアを考える際に、今までと違う使い方を考えなくてはならないので、視野を広げる必要がある。その後の、話し合いでは、Negotiation の実践や、モックアップを作成するなどしてVisual 化することによりチーム内のコンセンサスを取ったり、更なる innovative なアイデアが出てきたり、といった会社内のチーム作業でも役に立つような要素が詰まっていた。

2009-11-16

Launch Program - Day 4

昨日からカゼをひいてしまったようだ。喉が痛くて、体がだるく、モチベーションがあがらない。ボストン前でちょっと心配。。。。

09:00 – 12:00      Cross-Cultural Seminar
 右手で自分の名前をなるべく早く5回書いてみる。今度は、左手で自分の名前をなるべく早く5回書いてみる。普通の人はタイム差がかなりあるはずだ。そして、違和感を感じる。嫌悪感を感じる人さえいる。これが文化の違いにも当てはまる。とはいえども、この差を埋めるために、別の文化を尊重したり、理解しようとしたりとしたり、知っているふりをしない事も重要だ。また、各国をStereo type で分別するのもナンセンスだ。個人個人にも色々なキャラクターがあり、コミュニケーションを良くとり相手を理解して、尊重しなくてはならない。

13:00 – 14:30      Psychological Issues in Mgmt.
 リーダシップを取るという事はどういう事か? 「自分をリードできない人は、他人をリードすることを出来ない。」 自分をリードするということは、目標を設定して、意思、モチベーション、コミュニケーション、外部要因等の色んな要素をベースに意思決定をして、アクションをとり、結果を求めることである。また、何が本質(Reality)なのかを見極める事も重要だ。(トリック絵などを利用しての説明。) 本質を見極めるために、自分の視点が正しいのかを今一度確認する必要がある。
 最後に、「Even with good cards, focus on what you want to do!」(目の前に良いカードがあっても、惑わされずに、自分が何をしたいのかをちゃんと考えろ!)の言葉で終わった。
 この授業は、随所で隣の人や後ろの人と2人、3人で話し合わせて発言をさせる授業で、ダイナミックでとても良かった。

16時からコンサル業界への転職セミナーがあったが、あまりにも体調が悪いのでスキップ。。。。
でも、土曜日の面接の為に、前回行った公衆トイレのような床屋さんに散髪に行った。今回は、前回のようにモミアゲが無くならないように、モミアゲを長くしておいてくれとジェスチャーで会話したら、長く残してくれた。でも、目の横辺りの毛が剃られ、モミアゲも下の方が三角形にデザインされていた。この床屋さん、必ず次回への課題をくれそうで怖い。。。。


18:00 – 19:30      Culture and Society in China
 中国文化に関するレクチャー。孔子イズム、秦の始皇帝時代のLegalism をベースに話をして、毛沢東時代、鄧小平時代の話になった。途中、大躍進時代や、文化大革命時代の動画も取り入れての説明だった。(自分の場合は、本で読んでいた内容が多く、知識の整理という感じでリラックスして説明を聞けた。)

19:30 – 21:00      Culture and Society of Japan
 日本文化の説明。先生はマドリッドの大学を出た日本人の先生。(IEの教授ではない。) いきなり、クラスにいた日本人3名が当てられ、「日本を一言で表すと何だ?」と質問を振られた。。。
 漢字、ひらがな、カタカナを説明しながら、侍、過労死、オタク、ニートといった言葉/文化(?)の説明をした。また、日本人の精神の根底には「和(ハーモニー)」があるという事だった。(確か、ユニチャームでは海外子会社勤務のローカルスタッフを教育する際に、「ハーモニー」の精神を植えつける事に重点を置いているような話を聞いたことがある。)
 B-School の生徒は、商業的、経済的な部分の日本に興味を持っている人が多く、今日のような文化人類学的なアプローチは初めてだったようで一部の学生にはとても受けていた。(一方で、いったい何のことを話しているのか分からなくなって、聞くのを諦めていた生徒も何人かいたが。。。。)


今日は夜中1時から2時までの企業のweb session を聞いて就寝予定。

2009-11-15

ランニング(第2回目)

今日は第2回目のランニング練習。日本人意外にも声を掛けたので、インド人、イタリア人、スペイン人、フィリピン人も参加した。でも、時間通りに集合したのは日本人とフィリピン人だけだった。。。。 という事で、今日は1週だけレティーロ公園を走った(歩いた)。途中、同じチームのフランス人が必死に走っているのにすれ違った。彼はラグビー選手で、筋肉を落とさないように気をつけている、と言っていたことがある。自分も見習って、努力を継続しなくては、と思った。その後タイ料理屋へ! なんだか走るよりも、食事がメインになってしまいそうな感じだ。

今週末は来週のボストンに向けて、カバーレターやらCV等を作成しているので、ちょうど良い気分転換になった。

時間があったので、IEのChange Carriculum のプレゼン資料を眺めなおしていたら、自分たちが今受けている「Launch」プログラムは下記の略だという事が分かった。

L eadership
A wareness
U nderstanding
N etworking
C ommunications
H umanities

そして、Launchプログラムは、リーダーシップ、コミュニケーション、チームワーク、創造性、クリティカルシンキング、意思決定といった「Personal Change」にフォーカスしていて、、次のChange Carriculum の「Making change Happen」は「Organizational Change」、最後の「Change in Action」では「Global Change」にフォーカスしている。

2009-11-14

Launch Program - Day 3

今日は、少し余裕を持ったスケジュールで、3セッションのみ。

09:00 – 10:30 Why ´WAS´? Why in IE? Why now?
 昨日このセッションを受けたクラスの人たちから、「遅刻した人たちが教室に入れてもらえなかった」、と聞いていたので、20分前には教室に到着していた。いつも遅刻気味の人たちも概ね時間通りに来ていた。それでも、遅刻している人たちがいるがIEらしいが。。。。 しかしながら、先生が20分も遅刻してきた、というオチがついてしまった。
 WASとは、World Awareness Seminar の略で、変化の激しい世界でどのように適応していくか、といった事のヒントを来週以降のセッションで得ていくらしい。今日のセッションは、とても抽象的なので書くのが難しいが、時代、地域、人が異なれば観点が異なる。昨日のルールをベースにしていては、今日の変化についていけない、みたいな事である。会社の上司と部下の関係でもありがちな話であるが、国と国の間でもそういった事が起こりうる。日本では既に導入されている技術でも、スペインではまだ導入されていなくて、それにより両国の人の観点も当然違ってくる。そういった事を理解したうえでのコミュニケーションが重要なのだろう。幸い、IEには色んな国からの生徒が集まっているため、色々な考えに接して、対応していくトレーニングをするのに絶好のコミュニティだ。

12:00 – 14:30 Career Management Centre (CMC)
 いわゆる就職課によるセミナー。(昨日までの就職関係のセミナーは殆ど外部コンサルタントによるものだったが、今回は学校の就職課によるもの。2006年、2007年は売り手市場で、企業のリクルーターがMBA生を探している状態だったが、2008年、2009年は買い手市場で、リクルーターからの採用情報も少ない模様。希望的観測としては、最近になってリクルーターからのコンタクトが増えているので、2010年は改善の兆しがある模様。とは言えども、就職課に頼らずに自分で積極的に就職活動をするように、と何度も繰り返していた。
 とはいえども、就職課は最大限活用しようと思うので、来週末のボストンでの面接に備えてコンサルのアポイント依頼をしておいた。

18:00 – 19:30 Networking
  ネットワーキングの大切さ、作り方、やるべき事、やってはいけない事、の説明があったが東洋人的には基本的なことだった。欧米人の学生たちは「とても面白くて役にたった。」という。これも文化の違いだろうか。
 しいていえば、ある生徒の質問が的を得ていた。「ネットワーキングを作り上げるのは分かったが、そのクオリティを維持するにはどうすれば良いのだ。だんだん薄くなっていく関係もあると思う。」 教授の回答は「とにかく前に進んでいくしかない。つまり、落ちていく葉っぱもあるという事だ。」 今は、Facebookなどで昔の仲間とのネットワークが再構築されたり、現在のネットワークが将来まで維持できるようになり、見かけでは大勢の友人に囲まれているような感じだ。その中でも特に自分が大事にしたいネットワークには別のアプローチで関係を維持していくことが必要だ。 
 
21:30からは、今年から同級生がつくろうとしている「IE China Business Club」の初イベントに参加した。残念ながら、IEには中国人留学生が殆どいなく、このクラブも今年から立ち上げていくものである。そのような環境下でも、今まで中国ビジネスに関わってきた人、今後中国ビジネスに関わっていくことを想定している人、単純にクラブに興味を持っている人たちでインフォーマルミーティングと称して学校そばのバルに集合した。

最初は20名くらいしかいなく、クラブ設立の趣旨や、IE Business School のDean のバックアップもあるという話や、各自の自己紹介とクラブ参加へのモチベーションを話したりした。また、今後のクラブの活動内容などに関してもアイデアをシェアした。その後、1時間もすると、色んなところから人が集結してきて60人くらい集まってきて、普通の飲み会になってきたので、自分は退散。

退散といっても家に帰るわけではなく、21時から始まっている「IE Korean Soju Party」に行った。韓国人の友人達が一生懸命参加者を集めていて、「遅くなってもいいから必ず顔を出してくれ!」と言われていたので律儀に顔を出してきた。韓国レストランを貸切にしてのPartyで、70人以上の学生がいるような感じで大盛況だった。それにしても、ビール瓶を飲むのと同じように、韓国焼酎を瓶のまま飲んでいる欧米人が何人かいたのが面白かった。

結局、2時近くまでお店にいて、最後は日本人学生だけで「辛ラーメン」を特別オーダーして終了。(韓国人たちも美味しそうな食事を出してもらっていた。) その後、少し飲んで帰宅。長い1日だった。。。

今回分かったことは、もう年なので1時頃までが限界だということだ。。。。

2009-11-12

Launch Program - Day 2

今日は、朝9時から夜10時までの長時間授業の日。。。

09:00 – 13:30  Decision Making
 意思決定に関してのガイダンスだった。「Crimson Tide」、「13days」といった映画を見て、出演者がどのような状況で、どのような判断を下したのかを分析した。その後、Edward de Bono氏の「6 thinking hats」を使って、2つの会社から内定をもらった女性がどのような判断を下すのが良いのかをグループワークで体験した。自分は黄色い帽子の役割だったが、何故か男性1人のグループになってしまい、女性人の早口英語についていくべく必死で、英語のトレーニングのようになってしまった。。。会社の会議でも、工場、本社、営業といった対立した部署同士の会議で、無理やり帽子の色を決めて議題に取り組むと面白いかもしれない。(時間の無駄という事で採用されることはないだろうが、思考がストレッチされるのは間違いないと思う。)

  1.白い帽子(中立的視点(事実やデータ))
  2.赤い帽子(感情的視点)
  3.黒い帽子(批判的・消極的視点)
  4.黄色い帽子(希望的・積極的視点)
  5.緑の帽子(創造的視点)
  6.青い帽子(冷静的・思考プロセス的視点)


13:30 – 15:00  Careers in Marketing
 マーケティング職への就職指南。マーケティングとは何か、マーケティング職とは何か、採用までの過程、面接での質疑に関して教示してくれるセッションだった。 営業経験者が転職しやすい職種という事で、興味深く聞くことができた。


15時になってようやく昼食タイム。今日は、学校の目の前のベトナム料理屋へ。。。「フォー」を頼んだら、ビックリするほど美味しかった。Goyaで食べたタイ料理も最高だったが、マドリッドで食べた日本料理、中華料理を凌駕する程の美味しさだった。


16:00 – 18:30  CV-CL’s
 やはり就職ネタのセッションで、履歴書(CV)の書き方、 カバーレター(CL)の書き方のセッション。CVは、MBA受験時にNew StandardのPaulさんと一緒に作成したもので概ね対応できそうだったが、CLは未だに書いていないので、来週のボストンキャリアフォーラムに向けて、今週末には作成しておいた方が良いようだ。
  
20:30 – 22:00  Careers in Finance
 お昼のMarketingに続き、Finance業界への転職指南。個人的に金融業界にはあまり興味が無いので、はっきり言って参加しただけ。1時間半、息継ぎもせずに話し続ける講師の早口英語を一生懸命聞いているという、英語リスニングセッションの状態だった。実際、講師の話を聞いても、やはりモチベーションが全く湧かない。やはり、ものづくりをしている会社で汗を流すのが性に合っているようだ。

2009-11-11

Launch Program - Day 1

今日からLaunch Program が開始した。

9:30 ~ 11:30 Teambuilding Practical Session
学校から30分ほど離れたところにある体育館でバスケットボールを使ったゲームを行なった。ただの遊びではなくて、「Teambuilding」の実践プログラムである。チームに分かれて、コーチからゲームの説明を受けて、各チームで戦略を練って、ゲームを行い、結果を競う。その後、コーチにルールの再確認等を行い、再度戦略を練って、ゲームを行なう。全てのチームが、2回目のほうが最初の結果より良い結果になる。会社でPDCAをまわすのと同じような感じだ。1時間戦略を練って実行に移すよりも、5分間で戦略を練って実行、更に5分間で戦略を再検討して実行。回転サイクルを早くするほうが効果があがるようだ。

16:00 ~ 17:30 Teambuilding Feedback Session
午前中のTeambuildingのfeedbackセッション。良い結果を得るためにチームワークの重要性を再認識。チームワークで必要な要素としても、「Common Goal」、「Commitment」、「Communication」、「Empowerment」、「Flexibility」、「 Positive Attitude」、「Moral」などといった事があるようだ。それ以外に重要なこととしては「Practice」。この13ヶ月間も同様のチームスピリットを持って取り組んでいかなくてはならない。

また、Michal Jordanの例を使って、特筆したプレイヤーといえども、チームメイトの協力なくしては活躍できない。こういったプレイヤーは、チームメイトを尊重して、自分のスキルをチームメイトにシェアすることによって、チームとしてもゴール実現に貢献すべきである、といった事も学んだ。(チームプレーの中では、トップダウンの意思決定はチームの長期的な成長には有効では無い。)


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次のセッションまで時間があったので、学校向かい側の喫茶店でロシア人、レバノン人、ドイツ人、韓国人、日本人でおしゃべり。ドイツ人の女性が「Psychologist」という事で、色々と面白い話を聞いた。どうやらヨーロッパ系の企業では、経営陣のアドバイザリースタッフとして「Psychologist」を採用するのがトレンドのようだ。経営陣たちの精神状態のサポートをするだけでなく、意思決定の際に、Stakeholder達がどのように受け止めるのかを分析したりもするようだ。日本のワークライフバランスカウンセラーよりも専門家である。
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19:00 ~ 20:30    Career Change
「キャリアチェンジ」に関するセッション。つまらなかった人も多かったようだが、自分としては興味深く聞くことができた。キャリアチェンジの際には、「Function」、「Sector」、「Geography」の3つを全て変えるのはリスクがある。2つでもリスクがある。自分の長期的目標を考えて、1個ずつ変えていき、最終的に自分の目標を実現すべきだ。また、過去の経験に直結したオプションをキープしておくことも重要。

2009-11-10

OPENING CEREMONY!

11月10日(火)はついにIEの「Y2009 November Intake」 の入学式でした。場所は、マドリッドからバスで1時間半ほど離れたところにある「Segovia」という場所にある、IE University 内の教会です。

という事で、9時にマドリッドのIEから全員でバスに分乗して、11時前頃にセゴビアに到着しました。
















既に、「スペイン語クラス」「プレコース」「オリエンテーション」等のプログラムが始まっているので、物凄く感慨深いというわけではないが、この半年間に自分に起こった事、そして多くの人に迷惑を掛けたこと、迷惑を掛けたにも関わらず応援してくれる人がいる事に感謝の気持ちを改めてかみしめました。

また、大変お世話になった方からの言葉、「強烈な努力」と「小さな継続」を忘れずにこれから13ヶ月間勉強していきます。

入学式では、「Management = Creating Value」であり、IEでは、「Global Vision」、「Adoptation」、「Innovation」、「Entrepreneurial Spirit」、「Ethics」を身につけるように話があった。

また、Constantine P. Cavafy の「Ithaca」の詩を引用して、「いつもゴールを心に留める事」「ゴール自体は何ももたらさない」「ゴールまでの過程が多くのことをもたらしてくれるのだ」といった言葉をもらった。

【プレゼンの最後に使用されたIEの学校風景】











その後、軽く食事が出た後にセゴビアの町を観光した。といっても、行きも帰りもグループワークのメンバーと話をしながら歩いていたので、あまり観光の覚えがないのだが。。。


 




















これらのツアーやオリエンテーションが終わった後に、「Closing Key Note Speech」として、浙江大学のビジネススクールの Zhong-Ming Wang博士が1時間ほどのスピーチがありました。(因みに、浙江大学には印刷専攻やらアパレル専攻のコースがあるようで、分かる人には分かる企業との結びつきが有りそうな無さそうな。。。。) いずれにせよ、スピーチの内容は、「世界の工場として中国を使う方法から、マーケットとして中国ビジネスを開拓すべきだ」といった趣旨であり、ヨーロッパの学生達は、「初めての話で面白かった」、と言っていたが、我々にとっては既知の情報であるため、Wang博士はかなり大雑把に現在の中国のトレンドを話したのだろうという感想です。

ただ、このスピーチを聞きながら、IEが中国との関係を構築しようとしていることを感じました。自分としては、まだ中国からの同級生の存在を知りませんが、中国系のシンガポール人、フィリピン人、フランス人、カナダ人、更には中国に住んでいたドイツ人、インド人など、その他にも中国ビジネスに関わっていた人が意外に多いようです。












18時30分にようやく全てのプログラムが終了して、またバスに分乗して20時過ぎにマドリッドに到着。




卒業まで、407日

親戚 来西!

今日は、日本からきている親戚のおじさん、おばさんと昼過ぎに合流して、観光と夕食を食べた。

夕食は、グランビアの「Sirena Verde」 という海鮮レストランだった。おじさんが添乗員の方に日本語メニューがあると言うことで薦められたらしく行くことになった。 ということで、観光客向けレストランをイメージしていたが、かなりのあたりだった。

その中でも最高だったのは、PERCEBES(亀の手貝)という下の写真のもの。これって、近所の市場にもあって、あまりのグロテスクさで敬遠していたものだった。でも、食べ方を教えてもらって食べたら本当に美味しかった。家でも塩茹ですれば良いだけのようなので、簡単に作れそうだ。(但し、汁はねに要注意!)











Sirena Verde
Gran Via 62, Madrid
Tel; 915 473 910
 
その後、親戚の泊まる「Mirasierra Suites Hotel」に移動。このホテルは、全室スイートルームというホテルで、レアルマドリッドの選手たちの定宿として有名なホテルだ。今日は、月曜日なのでレアルの選手はいないと思ったのだが、遭遇しました!!!








でも、そんな事よりもすごかったのは、おじさん、おばさんが17kgものの日本食材をお土産で持ってきてくれたことです。本当に感謝感謝です。


2009-11-09

初ランニング

今日は、16時にレティーロ公園に集合して、11月29日の10kmマラソンに向けて練習をした。昔は結構走ったが、この5年くらいは殆ど走っていないし、マドリッドに来る前の野球の試合では塁間を走るだけでも息が切れていたので、ちょっと心配。。。。

公園の周囲を走ると3kmくらいになるので、現状を把握するのにはちょうど良さそう。。。 結果、走り始めて1km行かないところで息が苦しくなりアゴがありえないくらいにあがってしまいました。

来年の春にはマドリッドマラソン(フルマラソン)に出たいので、かなりの練習が必要かもしれません。

練習後は、体が冷えたので、家に帰る途中にある「Cacao Sampaka」というお店へ。かなり甘いけど、ホットチョコレートを堪能して帰宅しました。(本当はチュロスも食べたかったけど、チュロスは月曜日から土曜日の午前中のみとの事です。)

Cacao Sampaka
C/ Orellana, 4, Madrid
Tel. 91 319 58 40


因みに、このお店の本店はバルセロナで、日本でも2009年9月に丸の内の「Marunouchi Brick Square」というところにもオープンしたようです。(マドリッドでは、ホットチョコレート1杯:3.45ユーロ)








2009-11-06

Country Navigator

今日、16日にある授業(Cross-Cultural Effectiveness)に備えて、各自で Country Navigator に事前に取り組んでおくように学校から指示があった。

授業内でどのように使われるのか分からないが、自分のprofile作成の為に、40問近い質問に回答してみると自分の性格診断のようなものが出てきた。

更に、その性格診断を元に、どの国の人と似ていて、どの国の人とかけ離れているかが出てくる。

自分の場合は、、、、、、

Top ten most closely matched
  1.  Ireland
  2.  Uruguay
  3.  Australia
  4.  Chile
  5.  Hungary
  6.  Philippines
  7.  Venezuela
  8.  Netherland
  9.  Israel
  10. Italy

Bottom ten least closely matched
  1. Brazil
  2. India
  3. China
  4. Saudi Arabia
  5. Russia
  6. USA
  7. South Africa
  8. Taiwan
  9. Japan
  10. Argentina


マッチする国はラテン系の感じが強いが、アンマッチの国の方に問題が。。。。

自分のチームメイトにはブラジル人、インド人、アメリカ人がいる。。。それに、今まで中国や台湾の方たちとは仲良くなれると思っていたのだが、それぞれ3位、8位に入っている。そして一番の問題は、自分は日本人なのに、9位に日本が入っている。。。

そこで、自分のプロファイル(黄色マーク)と標準日本人のプロファイル(青いマーク)と比較をしてみた。それによると、自分は、普通の日本人に比べて明確で(はっきりと物を言う?)、かつルーズな性格のようだ。(うーん、来るべくしてスペインに来てしまった感じだ。)




16日の授業が楽しみです!

Ecomonist誌 MBAランキング

学校からのメールニュースを確認していたら、英国のEconomist誌のMBAランキングで、IEが16位になったとの事だ。

20位までの結果は下記の通り。よく見てみると、Controversial な感じがかなりあり、いったいランキングって何なんだろう?って思ってしまう。

1 IESE Business School - University of Navarra (Spain)
2 IMD - International Institute for Management Development (Switzerland)
3 California at Berkeley, University of - Haas School of Business (United States)
4 Chicago, University of - Booth School of Business (United States)
5 Harvard Business School (United States)
6 Dartmouth College - Tuck School of Business (United States)
7 Stanford Graduate School of Business (United States)
8 London Business School (Britain)
9 Pennsylvania, University of - Wharton School (United States)
10 Vlerick Leuven Gent Management School (Belgium)
11 Cambridge, University of - Judge Business School (Britain)
12 York University - Schulich School of Business (Canada)
13 New York University - Leonard N Stern School of Business (United States)
14 HEC School of Management, Paris (France)
15 Northwestern University - Kellogg School of Management (United States)
16 IE Business School (Spain)
17 Melbourne Business School - University of Melbourne (Australia)
18 Cranfield School of Management (Britain)
19 Massachusetts Institute of Technology - MIT Sloan School of Management (United States)
20 Columbia Business School (United States)

Orientation Days - Day 3

今日はオリエンテーションの最終日。

11:30 ~ 12:00       Entrepreneurial Management Course Presentation
 HarvardはCase Studyが有名だったり、WartonはFinanceだったり、各ビジネススクールで強みがある。IEの場合は「Entrepreneurship」である。この強みを学生としても最大限活用すること。Entrepreneurshipといっても、Start-up だけでなく、Corporate Entrepreneurship や、Social Entrepreneurship といった幅がある。 また、「Hard Skill」をベースにして、「Soft Skill」を身につけ、更に「Networking」を構築すること、といった内容の説明があった。

12:00 ~ 13:00       ieCommunities & Student Presentation
 ieCommunitiesのプレゼンはイマイチだったが、その後の2008年入学生による学生生活の紹介は印象的だった。日本人の先輩も説明プレゼンに出てきて、5月に行なわれる「Global Village(文化祭のようなもの)」の体験話をしてくれた。13ヶ月はあっという間のようだ。自分は来年の今頃何をしているのだろう。。。

17:30 ~ 20:30       Case Mthod Workshop (by Ricardo Altamira)
 IEはケースメソッドを使用することで有名な学校だ。教授たちも普段の授業をこなしながら、ケース教材を作成しているらしい。Ricardoによると、Harvardの教授は4ヶ月間ケースに没頭するので40ページ、50ページのケースになるが、IEの場合は、ルーティンワークをこなしながら作成するので5ページ、10ページくらいのようだ。(冗談なのかが良く分からない。。。) 
 今日は、「ケースメソッドとは何か? なぜケースメソッドを使うのか? どのようにケースメソッドを活用するのか?」 といった説明の後、ショートケースの体験をした。
 わずか1ページ半のケースだが、10分間で内容を読み、自分でケースの問題点を洗い出し、それに対する課題、解決策を考える。その後、20分間でグループ内でそれぞれのアイデアを議論して、グループとしての結論を授業で発表するという流れを経験。更に、各グループや、各人の見解が授業内で議論して、教授がコールドコールも含めてクラス全体で議論を膨らませていく。
 自分は、軽いコールドコールのようなものに当たってしまった。誰か別の生徒が自分の考えもしなかった内容を発言した。それに対して、教授が、「じゃー、2列目の左から順番に彼の行っている内容の具体例を挙げてみてくれ。」と言う。自分は2列目の左から2番目に座っていたので当然のように当てられ、全くアイデアがわかず、「ウ~ン」と唸ってしまった。でも、発言しなくてはならない。教授が「このようにハードルの高い当て方もある。」みたいな事を言って時間を与えてくれたので、閃いた回答を一気に喋った。(他の学生を真似て、キーワードを言ってから、理由を肉付けしてみた。)
 今日、この当てられ方を体験できて本当に良かった。英語の上手い下手を気にしている場合ではない、発言していかないと身につかない。発言するためには、内容を理解していかなくてはならない。IEのようにケース中心の授業の学校では、授業に貢献していかなくては対応できない。

 最後に、教授が言っていた言葉は、「授業後に質問しに来る生徒がいるが、授業内で30秒でも構わないから、その質問をしてくれたほうが評価できる!」

2009-11-05

Orientation Days - Day 2

昨日の夜は、就職関係の準備で3時頃に寝ることになってしまった。なので、今日は9時過ぎに起床。。。6時間も寝てしまったので、起きてもまだ眠い気がしてしまう。


12:00 ~ 12:30          Student Office
 学生課の方がVisaの取得や、NIEカードの取得などの説明をしていたが、既に終わってしまっているプロセスなので、特に目新しい情報は無かった。ただ、面白かったのは、始まって10分位してから、10人以上の学生が遅れて教室に入ってきた際に、学生課の担当者が、「私は今まで7年間この学校に働いているけど、こんなに大勢が遅れて教室に入ってくるなんてことは初めてで、とてもビックリしている。MBAプログラムが始まると教授たちは遅刻を許さないことを覚えておいて欲しい。」と言っていた。でも、遅れてきた学生たちは、前のセッションが時間オーバーで行なわれたために、遅れてきたらしい。学生課の担当者が言うには、「そんな時は、教授に授業をストップするように言わなくてはならない!」との事だった。日本だったら、前の授業や会議が長引いたら、それを理由にエクスキューズできるけど、こちらでは違うようだ。という事で、授業が時間オーバーの時は、ストップさせて良いのだという事を学んだ。

12:30 ~ 13:30          PromoMadrid
 マドリッドを紹介してくれるセッションだったが、担当者がMediacal Reason でキャンセルになってしまった。その代わりに、金曜日と土曜日にIEで開催されるCSRセミナーのブリーフィングがあった。


PromoMadridがキャンセルになってしまったために、12:45頃には午前中のセッションが終わってしまった。そこで、家賃を払うために銀行に行くことにした。うちの大家は何故か、家賃を手渡しにしろ、と言う。大家さんの家は、学校から一番近い「Caja Madrid」(銀行)の目の前のマンション(Serano 79)なので大した手間じゃなくて良いのだが。。。

銀行で無事にお金を下ろして、道を渡り、前月も訪問した7階にある部屋へ。。。 ドアが開き、ヨーロッパっぽい基調の青色の部屋が見えて、素敵なテラスが見えた。なのに顔を出したのは、おじさんだった。。。使用人か何かと思い、大家さんの名前をいったら5階の部屋にいるという。で、5階に行ったら7階から連絡が入っていたらしく、大家さんが顔を出して待っていた。この部屋も超豪華で、赤を基調としていて、玄関部分だけでも自分の家のベッドルームより広い。しかもシャンデリア付きだし。そこから3方向に廊下が伸びていて、いくつか部屋があるみたいだった。

いつものように大家さんとの意志の疎通は難しいので、今日は息子のEdgerのアシスタントと言う英語を喋る女性を介して会話した。。。(Edgerって大学生なのにアシスタント付きっていうのが全く意味不明。。。) 大家さんが一緒に来ていない妻のことを心配していたので、デジカメを見せて元気だということを証明して、更にバルセロナ旅行に行った事を説明して(モンセラートの写真に大喜びしていた)、20分位で終了。 来月は妻と一緒に行くのが良さそうだ。

16:00 ~ 18:00          Ethics Workshop
 16時からは、Ethics に関しての説明。Enronやニック・リーソン(ベアリングズ社)の例を使って、間違った方向に進んでいくと、それを取り返そうとして益々悪い方向にいってしまい、結果的に会社が破綻するまでになることもある、といった例を使った説明だった。よって、一番最初の部分で、Ethicsを守ることが重要なのだろう。
 その後、MBAプログラム内で起こりそうな事例を使って15問くらいの小テストがあった。一番、議論が盛んだったのは、「つきあっている彼女が他のクラスにいて、同じ先生の授業を別々の時間に取っている。彼のほうが先にテストがあり、彼女は翌日にテストがある。彼がテストを終わった後に、彼女がテスト内容を聞いてきた。彼は彼女にテスト内容を教える事ができるか?」といった感じの質問があった。当然、「NO」が正解なわけだが、「そんな事できるはずないじゃないか?」「答えなかったら振られちゃうかもしれないじゃないか?」「秘密にしたら、今後信用してもらえない。」といった内容だったと思うが、議論が白熱。。。実際、そういう場面になったらどうなるのだろう??? 競合他社に勤めている夫婦の場合だって同じだろう。

18:00 ~ 19:00          Presentation of Library
 オンライン図書館の説明。現時点では卒業後2年間までは使用可能との事。基本的には、本の検索や、論文作成時に役立ちそうだが、ハーバードビジネスレビュー等の雑誌や、一部のテキストをPDFで見ることもできるので活用のしがいがあるようだ。

21:00 ~ 23:00          Networking Cocktail
 一旦、家に帰った後、9時前にまた家を出て、学校主催のカクテルパーティーへ。地下にあるクラブに、かなりの人数がいて、音楽も流れていて、中々声が聞こえない。グループワークのメンバーと話したり、フランス人とマラソンに出る約束をしたり、韓国人の誕生日を祝ったり、忙しかった。。。学校主催の為、ドリンクが無料なのが嬉しい。


帰宅後は、とある会社からオンラインテストを受けるように指示があった為、テストを受けた。この結果で面接が実施されるかどうかが決まるらしい。(時間制限があって、最後の問題の途中で時間切れになってしまった。。。簡単な問題だったのでもったいない事をしてしまった。)

2009-11-03

Orientation Days - Day 1

今日からオフィシャルなプログラムとして、3日間のオリエンテーションが始まった。

学生証や、Campus Onlineに使用される写真のため、ビジネスモードを求めれていたため、久々のスーツ着用。退職日の8月31日ぶりにスーツを着た。かなり久しぶりで違和感があったのだが、私服勤務の会社に勤務していた同期なんかは何年かぶりにスーツを着たといっている。


09:00 ~ 09:30       Registration
 受付で、クラスと名前を言うと、IEのロゴの入った学生かばん(中学生用みたいなもの)と、USBメモリー(既に学校関係のデータがインストール済み)、ファイルをもらう。

09:30 ~ 10:30       Introduction to IE & Key Contact
10:30 ~ 11:00       Introduction to Campus Online
 IMBAチームのDirectorがIEの生い立ちの説明から、「Change」が必要だという趣旨の話をした。また、ドラッガーやダーウィンの言葉を引用して「外部環境の変化に内部環境の変化が追いつかなくなった時に組織が衰退する。」といった話や、「強いものや賢いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残れるのだ。」などといった事を説明した。
 会社としても、外部環境の変化に対して、自分たちも常に変化していかなくてはならないと言うことだろう。(金融危機のような分かりやすいものはともかく、業界内の変化、得意先の変化といった情報を常に手に入れられるようにして、対応していく必要がある。特に現在の変化のスピードは非常に速い。)

13:00 ~ 14:30       Photos
 結局、11:00から写真撮影になったのだが、あまりにも大勢並んでいたので、同級生たちと近くのカフェで1時間以上時間をつぶしていた。その後、12:00過ぎに並んだが、結局50分近く並んで、ようやく写真撮影になった。写真を撮る時に、笑わされて変な顔になった気がする。。。

 次のプログラムまで3時間くらいあったので、何人かで近くの中華料理屋にいったのだが、実に40人近い同級生たちが席を占領していた。1時間くらいで食べ終わり、いったん家に帰って昼寝をした。(妻はパートナーズクラブの集まりで、レティーロ公園にピクニックに行っていたため不在)

16:00 ~ 21:00       Action Learning
 まずは、「チーム」と「グループ」の違いの説明があった。グループはただの集合体であるのに対して、チームは共通の目的を持ったモチベートされた集団といったところらしく、更に効率的なチームとしては、お互いの信頼関係が重要だったり、皆がしっかりモチベートされていたり、お互いの意見を尊重したり、といった要素が必要らしい。ちなみに、人数としては、6人~8人ぐらいが一番バランスが取れており、成果を獲やすいらしい。

 という事で、いきなり本番MBAのグループワークのメンバーと共に、2つのゲームに取り組んだ。最初のものは45分間で、「IEを売り込むためのポスター作成」、2つ目は、30分以内に、「数学問題」と「ストロー21本、1mのセロテープを使用して、2.7mの高さから卵を落としても割れないようにするデバイスを作成して、更にその製品に名前をつけて1枚のパンフレットを作成する」というもの。

 1つ目は初めてのグループワークなので、何となく皆の意見を尊重しながら全てを取り入れるような形のものを作っていってしまい、かなり時間をロスした。2つ目に関しては、数学問題班、デバイス作成班、プレゼン作成班と分担して対応したので何とか時間内に終わったのだが、出来上がったデバイスはあまりにユニークすぎて、卵は見事に割れてしまった。。。

 自分のグループは、ブラジル人、ブルガリア人、アメリカ人、フランス人、イタリア人、インド人、日本人といるのだが、この2つのグループワークだけでも皆の性格が現れていたような気がする。。。自分の場合は、アイデアを出すスピードが遅いので、思考速度を速める事が課題だ。

2009-11-02

NIE申請

スペインで暮らすためには、NIEと呼ばれるIDカードが必要らしい。

パスポート上には、既に学生ビザのシールをもらっているのだが、実際に生活するに当たっては、スペイン入国後3ヶ月以内(?)にNIEの取得が必要との事。

IEの場合は、Student Office が、全学生分を取りまとめて警察にアポイントを入れてくれる。自分の場合は、9月末にStudent Officeに必要書類を提出したのだが、先週になって、ようやく11月2日の予約が取れたとの連絡があった。

まだ前夜のお酒が残っている中、朝8時45分に指定された警察署に行った。既にIEの学生が何名か並んでいる。9時過ぎになり、ようやく警察署の中に誘導され、順番に指紋を取っている。結局、自分の番が来るまで50分くらい掛かった。今度は、3週間後にNIEカードなるものが出来上がるそうなので、再度警察に取りに行かなくてはならないようだ。それにしても、このカード発行費用に15ユーロ(約2000円)掛かるという。生カード作成+写真スキャニング+フルカラー印字を込んでも100円ちょっと位の費用のはずなので、残りは窓口のおじさん1名の人件費+NIEカード発行システムの費用なのだろう。。。うーん、高い!!しかも、1年毎の更新だとか。。。

夜は、Iglesia 近辺の韓国料理屋に集合して、韓国料理を堪能した。プルコギ、ユッケ、酢豚(?)、韓国餃子、海鮮チゲラーメン、全て美味しかった。歩いて10分ちょっとの場所にあるので、また行ってみようと思う。しかも、お店では、IEのマーケティングのMaster Courseを専攻している日本語ペラペラの韓国人が、色々とサポートしてくれて助かった。







日本人懇親会

11月1日(日)に、IEに在籍する生徒(2008 Nov intake, 2009 Apr intake, 2009 Nov intake)と家族での懇親会があった。実に30名近い大所帯の懇親会で開催された。

場所は、GINOS(C/ Juan Bravo, 23 Madrid)というVIPSグループのイタリアンファミリーレストラン。値段はどうしても高くなってしまうが、19時30分~23時過ぎまで、お酒、食事、会話と満喫した。先輩方からも、授業の話、テストの話、就職の話などを聞くことができて有意義だった。あと、ゴルフの打ちっ放し場が、自分の家の近くにあるという情報も最高だった。本当は20時からしか開かないレストランを無理やり19時30分から開けてもらうように交渉していただいた幹事さんに感謝です。

2件目は有志で近くのBARへ。最初は、同期の赤ちゃんがスペイン人のお客さんたちに大人気で楽しく飲んでいたのだが、1時間くらいすると、見知らぬスペイン人のおじさんが絡んできた。どうやら、ゲイの方のようで、相手を探しているようだった。当然、自分はモテるはずも無く、何故かそのおじさんの交渉役みたいになっていた。。。 最後、おじさんが帰るときも、若干涙目になりながら、自分に最後の挨拶をしてから肩を落として帰っていった。。。 かくして、自分も妻と一緒に2時ごろにお店を出たのだが、まだ先輩方はお店に残っていた。すごいパワーです。