2009-09-26

ソフィア王妃芸術センター

せっかくマドリッドにきたので、レティーロ公園を散策したついでに美術館に行ってきた。

マドリッドには世界3大美術館の一つの「プラド美術館」と、「ソフィア王妃芸術センター」、「ティッセン・ボルネミッサ美術館」の3つの有名な美術館がある。

今回行ったのは「ソフィア王妃芸術センター」。この美術館は、土曜日の14時30分以降と日曜日は無料になるので、貧乏学生には嬉しいサービスだ。(プラド美術館も月~土18時以降、日曜日17時以降は無料になるようだ。)



この美術館は、ピカソの「ゲルニカ」が展示されていることで有名である。2階の1室にこの絵は展示されていたが、絵を目の前にして、描かれている構成を一つずつイメージしながら見ていき、1937年当時のゲルニカの町の惨状、更にはこの絵を描いているピカソの姿を思い浮かべたら、すごい迫力で押しつぶされそうな気持ちになった。



別の部屋には、「ゲルニカ」のコンポジションも展示されていて、「天才ピカソといえども、大画面にいきなり絵を描くわけではないのだな」、と感心してしまったりした。



この他にも、ピカソの初期の「青衣の女」やダリの「窓際の少女」があったので写真に収めてきた。(ダリの顔や絵は基本的に好みではないが、この絵に関しては何故か癒されるような気持ちになる。)


  

2009-09-18

新居決定

19日(土)に新居に引っ越した。 

15日(火)に友人の家探しに同行させてもらった際に通りがかった良さそうなマンションである。たまたま、そのマンションを通りがかったときに、「おおー、良さそうだな~」って言っていたら、その友人が学校の賃貸探しのページに掲載があった事を発見して連絡先を教えてくれた。

そして、その連絡先に自分が電話して、3時間後くらいに中を見せてもらい気に入ったので即決定! 自分でアポ取りしたのは、他に1件しかなかったので、実質2件目で決定したようなものだ。間取りは狭いが小奇麗な部屋で、最大の決め手は、「大きな窓」があったことだ。窓からは、中庭の芝生とプールを眺めることができ、更に空を見ることができる。しかも北向き!(日差しの強いマドリッドでは北向きが良いらしい。)

大家さんは、スペイン人のおばさん。引渡し時に真っ赤なスーツで登場してきた。それまでは、英語の話せる息子とやり取りしていたのでビックリした。でも、とても親切に家の説明と、マンションのガードマンまで紹介してくれた。

しばらくして気がついたが、自分のマンションの1階にブラジル大使館とブラジル銀行が入っていた。朝は、まるで炊き出しがあるかのように人が列をなしている。そのうち、カカにでも会えるかな? しかも、この2つがあるって言うことは、ビル自体も安全なのだろう!きっと。。。

WSJ MBA ranking

学校から下記のメールが入っていた。何とウォールストリートジャーナル誌(WSJ)のMBAランキング(1年プログラム)で、IEが世界No.1になったそうだ。

個人的にはランキングはあまり関係なく、「如何にスクールのリソースを活用して、自分自身を高めていけるか」、という事が重要だと思っている。とは言えども、このランキングというのは、IEの先輩方が作り上げてきたものでもあると思うので、自分たちの代で「IE生はたいしたことないな!」と言われないように頑張ろうと思う。

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IE Business School No. 1 worldwide in the WSJ MBA ranking Madrid, September 17, 2009.

IE Business School is the No. 1 business school worldwide in the Wall Street Journal ranking of one-year programs. This result further consolidates IE Business School's position as an international leader in the field of management education.
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ご参考までに10位までのランキングです。(3位のCranfieldは厳しいプログラムらしく、出願したかった学校の一つでした。)

1. IE Business School
2. IMD
3. Cranfield School of Management
4. Northwestern University (Kellogg)
5. Babson College (Olin)
6. ESADE
7. INSEAD
8. IAE
9. Miami (OH) Univ. (Farmer)
10. Emory University (Goizueta)

2009-09-15

スペイン語クラス開始

スペイン語のクラスが始まった。クラスはA、B、Cに分かれていて、自分はAクラスになった。どうやら、Aクラスは超初心者クラスのようで、授業は10時から12時25分までだ。

クラスは約25名で、ロシア、インド、エジプト、ドイツ、イタリア、韓国、中国、台湾、日本、イラン、サウジアラビア、トルコと既に多国籍な環境だ。妻も一緒に参加しているのは、うちの他には、ロシア人とインド人だった。

授業の進め方は、先生が手本を見せながら、皆に質問をして話させるというやり方で、先生曰く、「赤ちゃんが語学を習得をするのと同じやり方」、だそうだ。

これから1ヶ月間、最後までクラスについていけるよう頑張ります!

2009-09-14

Networking workshop & Landing Madrid



9月14日は初登校した。しかも妻と一緒。。。。というのは、新入生のためのNetworking workshop があったからだ。

行く前は、12時から開始ということもあり、新入生同士の交流を目的とした昼食会かと思ったが、Networkingやら、Communicationに関するLectureのようなものが1時間半くらいあり、その後ゲーム的な感じで、新入生同士が話をしていくようなworkshopであった。(であれば、妻を連れて行く必要はまったく無かった。。。)

後で考えてみて分かったのは、スペインでは「12時=昼食」という感覚が無いようだ。彼らの昼食は14時から16時なので、このworkshopで仲良くなった人たちと昼食に行きなさい、という事だったのだろう。
でも、そんな事を考えもつかない自分たちは、workshopが終わったら携帯電話の契約に行ってしまった。(携帯電話がないと、家探しすら出来ないため。)

夕方からは、留学生のために、Landing Madrid というセッションがあった。これは、10人~15人くらいの参加者に対して、Student office の方が生活立ち上げのアドバイスをしてくれるものである。

特に注意されたのは、スリがとにかく多い、という事である。特にIE周辺は、言葉や地理の良くわからない留学生がウロチョロしている事がばれているので注意しなくてはならない。IEとしては警察と連携しているので、お金、PC等をすられた場合には警察に直接いかず、必ずStudents Office に報告するように、との事であった。

また家の契約もサインをする前に、学校側で内容をチェックしてくれるようだ。

明日から本格的に家探しをするつもりだ。

2009-09-13

Madrid 到着!

9月11日(金)に成田を出発して、同日の夜中についにMadridに到着した。

それにしても、出発時の成田空港での事件は大変だった。。。

自分の便は、成田→ロンドンとロンドン→マドリッドをブリティッシュエアウェイズ(BA)で予約したので、「預け入れ荷物」と「手荷物」に関して8月中旬頃にBAに問い合わせを入れていた。

それによると、預け入れ荷物は一人につき23kgまでの荷物を1個まで無料。23kgを超えた場合は、上限32kgまで可能だが25ポンド追加料金が掛かる。しかし、ゴルフクラブ等のスポーツ用品は追加1個まで無料で預け入れが可能。(このルールは10月に変更になるらしい。) また、もし預け入れ荷物が2個以上になる場合は、追加料金90ポンドが発生するとの事。

そこで、追加料金90ポンドというのは、EMSよりも安く、SAL便よりも安いため、自分たちはあえて追加料金を支払ってスーツケース4個を持っていくことに決めた。この時点で、180ポンドは支払う心づもりだった。

ところが、成田空港でチェックインする際に、BAのスタッフに言われた言葉は、「ロンドンからマドリッドは共同運航のイベリア航空便になるため、預け入れ荷物は一人につき1個(20kg)しか認められないです。それ以外に関しては、1kgあたり約10,000円の追加になるので、45万円の追加費用が発生します。」との事。。。。ありえない。。。こんな事が起きるのが嫌だったから事前にBAに確認したのに、まさか自分の身にこんな事が起こってしまうとは。。。イベリア航空になっていたのは、私たちにどう関係ありますか?

当然そんなお金を支払うことはできないし、事前に確認した際にはイベリア航空の件は一切聞いていない旨を主張して、BAのスタッフから提示された案は、ロンドンからマドリッドの便をイベリア航空とのコードシェア便からBA便に変更するというものだった。しかし、それには一人当たり18,100円の追加費用が掛かるらしい。つまり合計7万円くらいの出費になるわけだ。45万円が7万円だったらしょうがない、との判断でしぶしぶOKしたのだが、今度はロンドンからマドリッドのBA便で同クラスの席が一杯で予約が取れないので、このオプションは無し、と言われてしまった。

となると、残された道はイベリア航空で行く方法のみだ。よって、預け入れ荷物を2個だけにして、残りの2個はEMSでマドリッドのホテルに送り込むことにした。しかも時間も無いため、空港でスーツケースを開いて、荷物の詰め替え作業とEMSの伝票準備を行っていたところ、BAのスタッフの上司(部長代理)という方がやってきて、「本来は、あなた達の買った格安チケットではBA便への振り替えはできないが、マネージャー権限で振り替えの席を用意します」と言ってきた。

出発間際に空港内でドタバタしたために怒り心頭であったが、結局のところは当初予定の30,000円ちょっとの追加料金しか取られなかった。(何故か、一人18,100円の変更費用もチャージされなかった。) BA便は当初のイベリア航空便よりも3時間ほど遅いマドリッド着になるのだが、45万円が3万円ちょっとでおさまるのであれば全然問題無しだ。

しかし、次の試練がヒースロー空港で起こった。実は、留学生活の予算が無いため、日本の炊飯器やドライヤーやらを持っていくことにしていて、その為に約10kgぐらいの重さの変圧器を持っていくことにしていた。でも、預け入れにしてしまうと貴重な重量制限を使ってしまうことになってしまうので、機内持ち込みにすることにしていた。BAによると、機内持ち込みの重量制限は特に設けていないが、頭上のコンパートメントに自分に持ち上げて格納できるレベルのもの(約10kg)という決まりになっているようだ。よって、自分で頭上のロッカーにしまえればよいという判断で、変圧器を手荷物にした。

ところが、成田空港では、なんら問題なく通過できたのに、ヒースローの乗り換え用セキュリティチェックで重量と用途で引っかかってしまった。結局、変圧器の説明と、食文化上必要だということと、貧乏留学の話をしたところ、OKということになった。



【成田から乗ってきたBA便とヒースロー空港内の回転寿司屋】


かくして、全ての荷物もMadridに無事に到着することができました!

これからは、学校のことを中心にBlogを書いていく予定です。

2009-09-06

1回戦負け。。。

いまだに中学時代の野球部メンバーで鎌倉市のリーグに登録して草野球をやっている。

20代の頃は、肩もそこそこ生きていたし、走れたし、体力もあったのに、今や肩は回らない、塁間を走るとせーせーしてしまう始末だ。。。

それでも春の大会はそこそこ勝ち進んだのに、、、、今日は1回戦負けをしてしまった。マドリッドにいる間に体力もつけて、2011年の大会では活躍できるように頑張ろう。

でも、勝ち負けとは別に、地元の友人達と繋がっていられる事が嬉しい。確か中学時代だったと思うが、親が先生との面談で、「Takは、良い友人達に恵まれている。」と聞かされたと言っていた事を覚えている。

2009-09-05

BBQ@梶原

大学時代の友人や家族がTak家に集まりBBQ大会。

今年は、13人くらいで集合。友人の子供も4人来てくれて、凄いパワフルだった。。。。何回、シャワーを浴びていたのだろう。散々、家や庭を走り回って、スッポンポンされてシャワーを浴びている子供達の姿を見ていたら、自分の子供の時を思い出した。全く、同じ光景だ。。。

また日本に戻ったら毎年恒例行事として開催します!(企画するのは後輩だけど。。。)


【留学用に買ったカメラで試し撮り】


最終送別会

9月4日に、営業所時代に一緒だった方達(約25名)に送別会をしてもらった。

思えば営業所にいた5年間、後輩が一人しか入ってこなかったため、いつまでも一番下でいる事ができて、沢山のことを勉強させてもらえた。(質問レベルに制約が無い為。)

香港に駐在する時、この営業所から卒業するような感覚があった、でも、またこうして送別会をしてもらえている。今日も、ここから卒業するような感覚があったが、きっと同じような事が今後もあるのだろう。。。

送別会に参加していただいた諸先輩、企画していただいた先輩に感謝です。

2009-09-04

同期送別会

9月3日は、同期達が送別会をしてくれた。というか、自分の退職をネタにした「飲み会(?)」

同期は30名ちょっといたが、今も25名くらいは残っているはず。自分達の下の期に比べて、退職する人が少なかったので、退職者が出るのは珍しい。自分は抜け出てしまうことになったが、自分の同期達が会社を引張っていってくれる事を願う。

1件目で飲んで、2件目に行き、新橋の交差点で胴上げされて、今度は烏森口の方のラーメン屋に行き解散。。。。当然のようにタクシーです。。。。

2009-09-02

テニス下手。。。

辛い時には親友に救われる。。。。無職になってしまった「ドンヨリ感」を吹き飛ばしてくれる。

高校時代の親友が夏休みだったので、一緒に昼ご飯を食べて、一緒に通っていたSSCに行ってテニスをして(こてんぱんに負けた)、夜は藤沢駅前の「久昇」で飲んだ。

彼の人生も、この1年で大きく変わる予定で、彼の事なのに、自分の事のように嬉しくなってしまっている! 


店名: 酒処喰処「久昇」(藤沢)
電話: 0466-23-5003
住所: 251-0024 神奈川県藤沢市鵠沼橘1-17-2

2009-09-01

無職初日。。。

無職になってしまった初日、、、、久々にゆっくり寝た。

が、出国するまであと10日しかないので、まずは市役所に諸手続きを。そもそも、今日から健康保険が無いので、国民健康保険に入ることに。どうやら、9月に入って、9月の途中で退会すると、金額は発生しないらしい。

その後は、妻の実家でマドリッド行きの荷造り。

最終出社日

8月31日は最終出社日であった。まさか、今の会社が大好きだった自分にこんな日が来るとは夢にも思わなかった。 しかも、そんな日に限って、台風が関東上陸だという。

1996年の就職氷河期に今の会社に就職させてもらい、大学時代の中途半端な自分を払拭したくて一生懸命働いてきたつもりである。職場では、厳しくも本音で叱咤激励してくれる先輩に恵まれ、会社にも、海外要員としての研修制度を適用してもらったり本当に良くしてもらった。色々な経験をさせてもらい、感謝の気持ちでいっぱいである。

また、今回自分の我侭で留学するために退職することになってしまい、多くの人に迷惑を掛けてしまった。それでも快く送り出してくれた方々に改めて御礼を言いたいです。

9月1日からは、無職という不安定な身分になってしまうが、1年半後の自分を見据えて、強い気持ちをもって一生懸命に勉強していこうと思っている。

因みに、最終日の印象はというと、普段と特に変わらなかった。。。退社するときに、熱いものでもこみ上げるのかな?と思っていたが、チームの皆と一緒に送別会に出たために、普段どおりの退社という感じだった。。。 月曜日だというのに、送別会をしてくれたチームの方々にも本当に感謝です。「中途半端な留学にするな。」「帰ってくる場所はあるぞ。」といった言葉もいただいて本当に感謝です。あと、送別の品でいただいた「ボイスレコーダー」は活躍しないのが一番良いのだけど、たっぷりと活用させてもらいます!