2010-11-27

Museo Thyssen-Bornemisza

今さらかもしれないが、MadridのPaseo del Arteにあり、Golden triangle of Artの一つである「ティッセン・ボルネミッサ美術館」に行ってきた。

場所は、プラド美術館のすぐ近く。自分の家からもバスで10分くらいの場所にある。

朝11時ごろに行き、常設展と特別展(印象派の「Garden」に特化した展示)の両方を堪能した。所要時間は約2時間半くらいだろう。金額は、IEの学生証で学割が利いたので、特別展も合わせて5.5ユーロ(本来は13ユーロ)とお手ごろ価格。(最初「13ユーロ」と言われた後に学生証見せたら「5.5ユーロ」と言われたので間違いないと思うが、何だか料金表と全く異なる値段なのが気になる。)

この美術館は、元宮殿だったところが美術館用に改装されたものらしく、1993年にスペイン政府がティッセン・ボルネミッサ男爵の個人コレクションを買い取ったものが展示されている。因みに男爵は親子二代の美術品コレクタであり、個人では世界2番目の規模を誇るコレクションを所有していたらしい。(1位はエリザベス女王。)

絵画はルネサンス、古典期から印象派、ポップまで古い順に3階から1階に展示されている。絵画素人の自分としては、2階にある18世紀頃からの絵から見やすくなってくる。最初のほうの3階部分では、14世紀頃の絵の「黒色」の表現の仕方ばかりが気になって、そればかり見ていた感じ。。。(業界病か??) 

黒はとても単純な色のように思えるけど、実は表現がとても難しい。特に印刷で表現する際には、分解方法、調合方法、印刷方法など色んな組み合わせを駆使しても限られた表現しか出来ない。でも、ティッセンにある絵画(特に3階と2階の半分くらい)には黒色が結構使われているものが多く、その表現される色は自分が印刷物として見てきた「黒」よりもかなり多様で、、、単純に「paint」と「print」の違いを再確認しつつ感動していた。。。もちろん、黒以外にも色々とあるのだが。

特別展は1階の奥で開催されており、印象派の絵が展示されていた。それほど規模は大きくないのだが、大混雑だった。尚、協賛であるCaja Madridの特別美術館(王宮の近く)でも、同じ展示会名で一般公開しているようだ。Caja Madridの所蔵絵画を見ることの出来るチャンスなのだが、用事があったので今日はティッセンのみで帰宅。


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