2009-12-09

IMBA Term 1 - Day 10

今日は、1年先輩の方々の卒業試験(プレゼン)という特別な日。グループワーク用の部屋でも、皆スーツを着て最後のリハーサルを行なっている。自分達のグループワークの部屋も、リハーサルをした痕跡があり、秒単位のタイムスケジュールがホワイトボードに書いてあった。

9:00 - 10:20      QUANTITATIVE ANALYSIS FOR BUSINESS Session 4
 前回の続きで、「Manpower」の問題を、Excel solver で解くというものだった。まず、最初に解法を図解してもらい納得。その後、教授がある程度準備していたエクセルファイルに、それぞれの数値を入れていき、Excel Solver に条件を入力して、「実行ボタン」を押した。プロジェクタに映し出されている教授のシートには解答が出ているのに、自分のは全て「0」表記となっていた。。。。家でやり直してみます。。。。

11:00 - 12:00      Regular Workgroup meetings
 Group assignment はある程度目処が建っているので、今日の授業に関して話し合い。

12:00 - 13:20      INFORMATION SYSTEMS Session 4
 HBRに掲載された2つの論文に関して議論。「IT doesn't matter」と、それに反論している「IT does matter」。前者の論文をざっくり要約すると「ITは、安くなっており、標準化されてきていて、コモディティ化していると言える。よって、ITがアドバンテージになることは無い。」という立場。この論文を元にクラスで議論。色々と意見はあるものの、「ITのツールは標準化されてきたといえども、その活用方法は会社の戦略次第である」、という結論に落ち着いた。
 例えば、Zaraという2週間ごとに商品を入れ替えることで顧客を惹きつけているアパレル会社がある。皆、この会社には、CRMやらSAPといった素晴らしいシステムが導入されているものだと想像していた。しかし、Zaraの店舗には、Inventory Control やSAPといったシステムは使われていない。自分の店舗に在庫が無くても、端末で他店舗の在庫状況も確認できない。電話で確認しなくてはならない。但し、店長にはPDAが渡されており、客との会話を元にしたトレンド情報を本社へアップデートするシステムがある。本社は、それらの状況を受けて次回のコレクションに反映させる。また、Logisticsにも素晴らしいシステムが導入されているらしい。(ZaraはLogisticsでも有名。)
 つまり、Zaraの戦略では、顧客の購買動向にはFocusせずに、新しい製品を短いサイクルで市場に送り出すことにFocusしており、その戦略に合わせたIT投資をしているという事だ。同業界の別会社は、店舗に重点的にIT投資をしているかもしれない。よって、「IT does matter.」と言えるのだろう。
 次回の授業では、「ZaraのSAP導入失敗」に関してらしい。

13:30 - 14:50      FINANCIAL ACCOUNTING Session 5
 教授より、「午前中に卒業試験のプレゼンを6件採点したが、6件中1件しかファイナンスの観点からの分析がされていなかった。戦略やマーケティングばかりにFocusされていて、結局ROIがどのくらいかと言う質問に回答できていない。当然、ファイナンスに関しては良い点数をあげる事は出来なかった。君たちも来年同じステージにくると思うが、その時まで、この事を絶対に忘れないでいて欲しい。」とのコメントあり。。。
 授業は、Stockに関して。Stock Marketとは?役割は?Stock Value と Stock Priceの違いは?何を元に価値が決まるのか?どんなプレイヤーがいるのか?監査法人の役割は?といった内容だった。ちょっと古いけど、事前リーディングの「Dot Com Crash」の読み物も面白かった。


その後、日本大使館で本を3冊借りて帰宅。

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