2009-12-10

IMBA Term 1 - Day 11

12月5日の投稿で、家の中庭の木にイルミネーションが無かった事を書いたが、今日になって点灯していた。正確に言うと、庭の周りに張りめぐらされていたイルミネーションが外されて、木に飾りつけられていた。こうなると、このイルミネーションがいつまで続くのか楽しみになってきた。パプアニューギニアでは正月まで、香港では1月末~2月初旬の旧正月まで続いていたけど。。。。











9:00 - 10:00      Regular Workgroup meetings
 1月中旬提出課題に関して話し合い。何点かあり、一応役割分担。その後、今日のISとEconomicsに関して意見交換。めずらしくしっかり者のフランス人が全て読んでこなかったので、何人かでサマリーをしてあげた。彼は、先日上げたチョコレートに喜んでくれて、正月にパリに行くのでフランス一美味しいマカロンを買ってきてくれるらしい。(お店の名前も言われたが全然分からなかった。。。きっと有名店なんだと思う。)

10:00 - 11:20      INFORMATION SYSTEMS Session 5
 ERPに関しての授業。「ERPとは何か?」から説明。2009年1月時点の市場シェアは、1位:SAP(32.8%)、2位:Oracle(17.5%)、3位:Microsft(3.5%)、その他(46.2%)となっているらしい。
 教授によると、90年代にSAPが市場を占有できたのは、アクセンチュアやIBMといった大企業を顧客に持つConsulting firms とタイアップした為らしい。また、2000年に入ってから、MicrosoftなどがSAPの弱い中小企業向けERPを販売し始めて市場に参入してきたという。SAPはそれに対抗して2003年に「SAP B1」を市場導入。このシステムは、従来の「SAP R3」の縮小版ではなく、2001年に買収したイスラエルの「TopTier社」が持っていたシステムを改良して「SAP B1」として市場導入したものだ。そもそもこの会社を買収したのは、この会社がSAPのインターフェースを作成したいたことと、ライバルである「Oracle」、「PeopleSoft」、「JD Edwards」のインターフェースも作成したからである。
 更に、SAPはB1を拡販するために、「RAN VP(vampire) project」という戦略を実施して、各国の代理店にコミッションがたくさん入るように仕向けて、更にMicrosoft等と競合になったときには出来る限りのサポートを代理店に対して行なってきた。特に、中小企業の多いアジア市場ではこの動きが顕著だったと言う。。。「2003年頃、、、SAP B1、、、アジア市場。。。」 思い当たります。
 因みに、昨日のZARAがERPを導入しなかった理由は、「ERPはダブルアカウンティングに対応できなかった」からだそうだ。当時のスペインの慣習では、一旦、財務諸表を作成した後、経営陣により「調整」が入ったらしい。ERPは、これに対応できなかったため、ZARAは自社でシステム開発をすることにしたらしい。
 ERP導入に当たっては、①ERPは本当に必要なのか?いつ必要なのか?、②どのERPにするか?、③導入プラン、④導入後プラン(メンテナンスも重要)、といったステップを検討すること。
 ISの授業は、「Technology」というよりも、「Strategy」にfocusされていて面白い。

12:00 - 13:20      QUANTITATIVE ANALYSIS FOR BUSINESS Session 5
 今日は、Computer Labではなく、普通の教室での授業。Constraintsを図に落とした場合の説明をしてくれた。明日は、またComputer Labでの授業になる。

13:30 - 14:50      MANAGERIAL ECONOMICS: MARKETS AND CONCEPTS Session 2
 Demand とSupplyに関してのセッション。今日は「Demand」の基本的な説明。「Quantity(数量)」の動きに影響を与える指数として、「Price(対象物)」、「Income(収入)」、「Indirect Price (間接価格)」、「Tastes / Preference(嗜好)」、「Expectation(予想/見込み)」、「# of buyers(購入者数)」といったものがあるらしい。それぞれの指数がどのように動くと、数量がどのように変わるのかを検証。
 授業の途中で、教授が日本のデフレに関して若干コメントしていた。デフレとは、「価格が下がる → 買い手は、今後もっと下がると思い、後で買おうとする → 売り手は、今後安くなるなら、今のうちに今の価格で売りたいので供給を増やす」 これがサイクルになると、供給過多になり、更に値段が下がり、、、、という事になるので非常に危ない。
 この授業も新聞で読んで感覚として分かっていることを、体系的に説明してもらえるので面白い。でも、発言チャンスが中々見つからない。。。

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