IE Business Schoolでは、FINANCIAL TIMES誌とTHE WALL STREET JOURNAL誌を無料でもらうことができる。
自宅のインターネットは未だに繋がっておらず、スペイン語の全くできない自分にとっては、この2誌が主要な情報源となっている。
とはいえども、英語力もそんなに無い為に、新聞を読み込むのに3時間以上掛かっている。11月からMBAコースが始まると、そんな時間があるはずも無いので、今だけの特権だろう。
ちょっと前になるが、FT誌に「Japanese fall behind in race for China」という面白い記事が載っていた。マッキンゼーの東京オフィスの方の分析コメントだが、下記のような内容だった。(かなり大雑把です。)
・日系企業は国内市場縮小に伴い海外市場にシフトしようとしている。
・特に中国は一番のターゲット市場となっている。
・しかしながら、日系企業は欧米系企業に比べて市場開発に遅れを取っている。
・主たる要因は、階層主義や終身雇用といった日本式システムを中国でも展開しようとしているからだ。
・欧米企業のように優秀な人材を惹きつけることができないでいる。
・日系企業が採用しているのは、中国市場のスピードに適応できる人材ではない可能性が高い。
・結果、日系企業の中国市場開拓は遅々としたものである。
この内容は、記事になるまでも無く、中国ビジネスに関わる人の多くが実感しているところだと思う。今後、日系企業がグローバル化を加速させるためには、グローバルでも通用する人事システムを導入するか、海外市場に関しては日本国内と別の人事システムを導入するなどして対応していかないと現地の優秀な人材を惹きつけることが困難になってくると思った。かなりハードルは高いだろうが。。。
2009-10-06
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